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千葉ニュータウンと自然環境

一昨日・昨日の土・日曜、
千葉ニュータウン事業の事業計画の変更と、
それに関連する都市計画の変更についての市民説明会が、
印西・白井の計3か所で開かれました。
平成26年3月の千葉NT事業の収束に伴い、
課題として残っている未買収地、道路計画、公園等について
一部見直しを行うことについての説明会です。

私は土曜日に中央駅圏のホテル・マークワンで開かれた
説明会に参加しましたが、会場はいっぱいで
市民の関心の高さを身近に感じることができました。

質疑の中で、ニュータウンの開発で自然がなくなった、
自然との調和を生かしたまちづくりを、との声があり、
前回12月の定例会に出された
<千葉ニュータウン21住区の開発において
希少種を含む生態系への配慮を求める請願>
を思い起こしました。

牧の原駅圏北側の21住区は、
昨年11月に土地分譲が開始され、まちびらきが行われたばかり。
今年4月に保育園が開園し、平成27年春に小学校や学童保育、
地域交流施設がオープンします。
住区内では、医師不足で現在どこでも新開業が難しい
産婦人科、小児科を中心とした総合病院も
今年12月の開業を目指して建設が進んでいます。

この21住区の北側に、豊かな緑の森に囲まれた調整池があり、
この森と水辺にトンボやカエルなどの希少な生物が生息することから、
市民の会がこれらに配慮したまちづくりを求めて
請願を行ったものです。

昭和40年代からの高度成長期、
全国各地で大規模ニュータウンが次々と造成され、
大都市近郊は一斉に住宅都市化が進みました。
千葉ニュータウンはそれらから一歩後れて開発が進み
そのために事業も長引き、現在でも多くの課題がありますが、
一方では時間がかかったからこそ、
入居も地区ごとに少しずつ時期がずれ、
開発当初から現在まで1世代が回り、つながったこと、
住宅だけでなく企業立地、商業集積も進み、
住むだけでなく、勤めたり、買い物したりできる都市に成長してきたことなど、
他の大規模ニュータウンにはないメリットもあります。

もう一つの大きなメリットは、自然が豊かなこと。
今でもニュータウンを一歩出ればカブトムシやクワガタ、
ザリガニ等が普通にいる豊かな里山や広い水辺が広がり
白鳥や鴨、昆虫たち、四季の花々、伝統を守り伝える人々との交流があり、
子どもも大人もほっと心が温まるひとときを過ごすことができるのです。

40年以上も続いた千葉ニュータウン事業の収束を前に
最後のニュータウンの住宅地として整備される21住区。
豊かな自然と共存する印西市を象徴する素晴らしい街として
みんなで育てていきたいですね。

<11年12月議会 千葉ニュータウン21住区の開発において
       希少種を含む生態系への配慮を求める請願>


<賛成討論> ―全文―

13番、松尾栄子です。
請願23-8号、千葉ニュータウン21住区の開発において、
希少種を含む生態系への配慮を求める請願について、
賛成の立場で討論を行います。

 印西牧の原駅北側において、現在、千葉ニュータウン
21住区の開発が行われています。21住区は千葉ニュータウンでも
最後の住宅地開発であり、周辺の自然との調和、環境への配慮、
子どもに安全、子育てに安心、などをコンセプトにまちづくりが
進められようとしています。

 こうした中で、21住区内の古新田川最上流部である上池や別所
調整池、別所緑地は、希少な生き物が生息する地になってきており、
請願者は、一帯での生物調査や里山の環境保全活動を行う中で、
こうした希少な生態系の保全を願い、21住区の開発整備の中でも、
池周辺の樹林の保存や道路整備面での配慮、雨水浸透枡の設置等の
水質浄化策等の配慮を求めているものです。

 印西市は利根川、手賀沼、印旛沼等、豊かな水辺に囲まれていま
すが、千葉ニュータウン地区は北総台地上にあり、水辺、特に自然の
水辺が少ない地域です。印西牧の原駅北側では、まさにこれからまち
づくりが進められるところであり、こうした中で、ここに残された
貴重な水辺とそこに住む生き物、周辺の自然を保全していくことは、
豊かな自然との調和や環境への配慮等、21住区のまちづくりの中で
本来目指されているコンセプトにかない、市民や子どもたちが、
水辺の植物、動物、昆虫、鳥類など、本物の自然と共存できる、
ほんとうに豊かなまちづくりを実現し、印西市の環境政策の目玉、
また自然と都市が共生する快適な印西市のシンボルにもなっていく
ものと思います。

 千葉ニュータウンでも最後の開発となる21住区が、請願者ら、
印西市を愛する市民との協働により、都市と里山が共存する美しい
印西市の象徴となるすばらしいまちづくりに向けて進んでいくことを
願い、賛成討論といたします。